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イベントレポート

幼稚園でのマインドフルネス講座


2020年2月、大阪の公立幼稚園からのご依頼で、マインドフルネスの講演をさせていただきました。


幼稚園・小学校・中学校の子どもを持つ保護者、幼稚園から中学校の先生、校長先生など、50人以上が受講してくださいました。


講演では、マインドフルネスの説明から、育児や教育での活用法、マインドフルネスのルール、日常生活にマインドフルネスを取り入れる方法までをお伝えしました。



そして、5分間の集中瞑想を体験してもらいました。


今回の講演は大人向けでしたが、子どもと一緒に瞑想する方法もお話ししました。


親や先生が子ども・生徒たちに対して思う、「こうあってほしい」という姿があります。その姿と現実が違うせいで悩みが生じます。


たとえば、勉強しない、ダラダラしている、集中力がない、落ち着きがない、登校しぶり、不登校、話を聴かない、感情を爆発させる、衝動的に行動するというように。


マインドフルネスの考え方や瞑想を取り入れることで、落ち着きや集中力が高まったり、感情の抑制ができるようになったりします。


なので、子どもたちと一緒にマインドフルネス瞑想をするのは有効だといえます。


ですが! 瞑想さえすれば大人の望む姿になってくれるというわけではありません。


マインドフルネスの大きなテーマは、「気づく」ことです。


今の自分の心を見つめることで、どんなことを考えているのか、不安やイライラの原因は何か、自分が持っている固定観念や先入観などに気づきます。


だから、まずは大人が瞑想をして、自分自身の心に気づくことが肝心です。


また、大人が「気づく力」を高めることで、子どもの行動や表情、言いたいことなどにも気づけるようになります。


子どもが泣いたり、感情を爆発させたりしてうまく話せないときは、一緒に瞑想するのがおすすめです。


そうすることで親も子も落ち着くので、瞑想の後で子どもの話を聴いたり、親の気持ちを話したりすると伝わりやすいです。



この講演を行ったのは、新型コロナウィルスが流行する少し前でした。コロナ禍で子育てや教育の難しさを感じている方や、心身ともにストレスを感じている子どもはとても多いと思います。


講演に参加されたみなさまは、とても熱心にマインドフルネスに取り組んでいらっしゃいました。


その想いが子どもたちや生徒のみなさんに伝わりますように。


自分自身を見つめる方法や、コミュニケーションの手段として、マインドフルネスを活用していただけるとうれしいです!


講師: 谷本 由紀

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