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秋・冬は「歩く瞑想」にぴったりの季節



最近、「歩く瞑想」をよくしています。

歩く、食べる、歯磨きをするなど、慣れている動作・行動をとるとき、人は無意識にいろんなことを考えています。
心配事が頭の中を占拠して、悩みがより深くなってしまうこともあります。

そんなときに役立つのが、「歩く瞑想」です。普段、なにげなくしていることを意識して行います。
すると、心配事や悩みについて考えなくなり、気分転換ができるのです。

歩く瞑想は、2~3メートル前を見て、足に伝わる感触をしっかりと味わいながら歩きます。心の中で、「右のつま先で地面を蹴ったー!」と実況するやり方もありますが、普通のペースで歩いていると実況が間に合いません。なので、わたしはできるだけ感覚に意識を向けるようにしています。

コロナ禍で歩く機会が減っている人は多いと思いますが、実は秋・冬は「歩く瞑想」にぴったりの季節なのです。紅葉狩りやハイキングに行けば、景色を見たり、山道のでこぼこを足の裏で感じたりできるからです。

この時期は日によって気温が違い、ほほに当たる風の冷たさを感じられます。
キンモクセイの香りに懐かしさを感じることもありますよね。
特別な場所に行かなくても、生活圏内で五感の感覚に集中する瞑想ができます。

また、冬になると気分が落ち込む「冬季うつ」に悩む人も多いのではないでしょうか。
わたしも冬はまったくやる気が出ず、何をするのも億劫になってしまいます。
この症状を改善のカギは、「幸せホルモン」と呼ばれる神経伝達物質のセロトニンの分泌だといわれています。
セロトニンの分泌には日光を浴びることとリズム運動が有効なので、「歩く」のがぴったりなのです。

通勤や近所への買い物、散歩など、日常生活に「歩く瞑想」をぜひ取り入れてくださいね!

 

※歩く瞑想は、マインドフルネスプラクティショナーコース第3講座で詳しく解説しています。
興味をお持ちの方は、オンライン講座をご受講をお待ちしています!

 

講師  谷本 由紀
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