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得るのではなく、受け取ること



2021年がはじまって、もうすでに2ヶ月が経ちます。

あっという間に時間が過ぎると感じている人も多いかもしれません。

お正月休みから仕事が始まると、普段の日常が再開され、毎日の繰り返しが時間感覚を薄くさせるからでしょう。

みなさんは、お正月に「新年の抱負」を決めましたか。

年始の目標を立てたのにもかかわらず、全然実行できていない、すでに忘れている、なんていう人もいるでしょう。

そんなとき、ふと、「時間は過ぎても、自分は変わっていない、考えていること変わらない」とネガティブな考えが浮かんでくるかもしれません。

マインドフルネスを指導していると、よく「変わらない、続けられない」といった質問をされることがあります。

変化や継続は、マインドフルネスの世界観において、すでにあるものと考えます。

ここで「すでにあるもの」と言ったのは、「無常」の観点から、全ての事柄は常に変化しているからです。

変化はすでにあり、始まりと終わりが常に繰り返されているだけです。何かの基準に照らし合わせ、時間を止めた状態が「結果」といわれるものです。

いい結果や、変わることへの望みや期待は失くすことはできないものですが、結果にこだわると、苦しみが生み出されます。

しかし、マインドフルネスを続けていると、結果を追い求める苦しみより、変化のほうに焦点があたり、副産物として、良い成果が生み出されます。

ここで、副産物といったのは、あくまで成果を目的して得ようとするのではなく、勝手にそれがやってきて受け取れるからです。

結果を求めるビジネスマンが、なぜマインドフルネスを行うのか、それが理由なのです。

講師 伊藤之彦
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